年轻人
导演:中江功|
主演:妻夫木聪|瑛太|满岛光|柄本佑|苍井优|
年份:(2014)
このドラマは、ある作品をベースにしている。それは… 1966年にフジテレビ系列で放送された青春ドラマ『若者たち』。登場するのは貧しい5人の兄弟(田中邦衛、橋本功、佐藤オリエ、山本圭、松山省二)。幼いころに両親を亡くし、兄弟だけで力を合わせて生きてきた。このドラマでは、5人兄弟がたくましく生きてゆく姿を通し、まだ残る戦後の傷跡、社会の貧困、学歴社会、学生運動など当時の社会問題を鮮烈に描き、若者はもちろん、多くの人々の共感を呼び、世代を超えて支持された。また同じぐらい、その主題歌「若者たち」(当初タイトル「空にまた陽が昇るとき」)は、強烈な印象を放って多くの人に影響を与え、今も人々の記憶に深く刻まれている。 しかし、今回のドラマは当時の作品をベースにしつつも、あくまで“今の社会”を切り取った現代版として、また兄弟だけではなく、彼らと関わる者たちとの青春群像劇として制作される。 “今の若者たち”を演出するのはドラマ界を代表する名匠! この現代版『若者たち』の演出を務めるのは、世代を超えて今も人々の記憶に残る名作ドラマ『北の国から』で知られる希代の演出家・杉田成道。 その杉田成道はこのドラマを企画するにあたり、次のように語る。 「1966年、僕は学生寮で一つのテレビに釘付けになっていました。人が懸命に生きるということ、なぜ生きなければならないかということ、こうした台詞が速射砲のように繰り出されるドラマに胸を締め付けられる感動を覚えました。題名を『若者たち』と言いました。 それから四十数年、今の日本は“見えない明日への不安”が蔓延する状況となりました。しかし、一方で“人の絆”の大切さが認識もされてきました。時代は変わる、しかし、変わらないものもある。それは“青春”でしょう。若さとは、不安と矛盾でのたうち回り、理想と現実の狭間に苦しみ、恋愛に未来を想い、人生に意味を見つけようと苦闘する姿であります。それは、誰もが通る道であり、そこには“光”がなければなりません。人生はバトンリレーのようなものならば、僕らは先輩達から受け継いだバトンを次の世代に受け渡す使命があると思い、新たな『若者たち』を考えてみました。次の世代に“希望”を抱いてもらいたいと切に願って…。」 さらに、杉田成道と共に演出を務めるのは、『Dr.コトー診療所』などを手掛けた中江功、『最高の離婚』などを手掛けた並木道子といった最強の布陣が揃い、今の“若者たち”を熱く、激しく、感動的に描いていく。 ドラマ史上最高に豪華な演技派キャスト陣による芝居のぶつかり合い! ドラマの大きな特徴としては、兄弟たちが世の中の矛盾や理想について熱く議論することが挙げられる。5人兄弟が一緒に住み、毎日のように激しい言い合いをし、時には大ゲンカをしている、ということ。 学歴。就職。リストラ。格差。孤独。仲間。夢。恋愛。結婚。生命。幸せ…。 時代が変わっても普遍的なものから、現代ならではの若者の悩みや問題など、さまざまなことが生じていく。 今回のドラマでは、この兄弟5人だけではなく、それぞれの人生に影響を与えていく相手(恋人や憧れの人)を含めた群像劇として“今の若者たち”を描く。そのキャストには、本来なら各々がドラマや映画などで主役を担っているような実力ある俳優女優陣が集結し、フジテレビ開局55周年記念という冠にふさわしい豪華な布陣がそろった。